トツキトオカの日々を超えても中々出産の兆候が見えない…。そんなときに病院から提案される誘発分娩。
事前に入院準備はしているものの、誘発分娩のために必要なものを準備となると思い浮かばないものですよね。
今回は、実際に誘発入院(約3日間オールナイト)を経験した筆者が「あってよかった!」と思うものをまとめました。
病院に行く前に、よければ参考にしてみてね!
- 出産を控えている妊婦さん
- 誘発入院が決まっていて何を持っていけばいいか悩んでいる人
- 実際に誘発入院をした人が何を持って行ったか知りたい人
その1 2Lペットボトル(水)
入院時には、500mlのペットボトルとストローキャップを持っていくという方がほとんど。
そちらは持って行き、追加で2リットルペットボトルがあると安心です。
なぜかというと、誘発分娩が始まると体のありとあらゆる部分から液体が出て、圧倒的に水分が足りなくなるからです。
陣痛で全身から冷汗が止まらなくなり、痛みからどうしても出てしまう声で喉はカラカラ。
500ミリのペットボトルはあっという間に消えてしまいます。
お産につきっきりの人がいれば追加購入もできますが、一人の場合買い出しも難しいのが現状です。
水分不足にならないよう、たくさん持っていくと安心材料にもなります。
私は誘発の3日間で6本2リットル(=計12リットル)を消費し、出産後追加で持ってきてもらいました
その2 ストロー付きマグとノンカフェインのお茶(パック)
2リットルのペットボトルとともに持ってきてほしいのがストロー付きマグカップです。
「ストローキャップがあればよいのでは?」という人もいるかと思いますが、ストローキャップはペットボトルとの相性があります。
陣痛の真っ最中、水が飲みたいのにペットボトルのふたが閉まらない…となると、ただでさえ苛立ちが募るもの。
ストロー付きマグであれば、助産師さんや介助に来てくれた人なども注ぐだけなので、スムーズに給水作業を行うことができます。
水分補給は一刻を争う…
また、保温性のあるマグとともにぜひ持っていってほしいのが、ノンカフェインのお茶。
出産後赤ちゃんが寝静まったあとなどのスキマ時間に、一息つきたいタイミングが出てきます。
その時に温かいお茶を飲むと、心がすこしほぐれます。
ノンカフェイン推奨ですが、好きなお茶がある人はそちらもぜひ持って行ってください!
その3 ゼリー飲料
陣痛の感覚が短くなると、ごはんを食べることが出来なくなります。
陣痛タイマーを使って、陣痛が来ないタイミングでかきこむのが一番なのですがそうも言ってられない。
筆者の場合、陣痛が3分間隔になったタイミングから1日半、まとまった食を得ることが出来ませんでした。
箸を持つ・口に入れる・飲み込む(一分)→箸をおく・陣痛で苦しむ(1~2分)→陣痛の余韻が収まるのを待つ(1分)…といった具合で、「食べる意思<陣痛」でそれどころではありませんでした。
そのため、動ける1分間で何か口にするとなるとゼリー飲料一択でした。
産後の深夜に食べるのにもちょうどよかったです。
その4 ふりかけとサランラップ
陣痛中食べられないご飯はどうなるかというと、一定の時間経過の末、無念にも持っていかれてしまいます。
介助の方が食べてくれればいいのですが、いない場合サランラップでおにぎりを作ってもらうという手があります。
実際筆者もごはんを食べれないでいたとき、「食べれるタイミングで」と助産師さんがサランラップでおにぎりを作ってくれました。
ただし味付けなしの白米のため、「エネルギーを得るための固形物」感がすごかったです。味は欲しい。
産後も、ちょうどごはんのタイミングで赤ちゃんが泣きだすと、なかなか規定の時間で食べられないのでおにぎり作戦は重宝しました。
おかずに手が伸ばせないとき、米には味がついていてほしい
その5 タオル
わたしの出産した産院では「一日一枚バスタオルを持ってきてください」とあったのですが、全身から液体が出るとバスタオルが足りませんでした。
差し入れ可の環境が整っている場合は問題ありませんが、誘発分娩中差し入れ不可の環境の場合は多めに持っていった方がいいと思います。
わたしはコロナのせいで立ち合いNG、誘発分娩中は差し入れ不可の環境でした。孤独~!
その6 お尻セレブ
ストローキャップとともに持って行った方がいいものに必ずあがるお尻セレブ。
産後の悪露まみれのお尻への負担軽減で使うために持っていくものではあるのですが、バルーンの処置や陣痛真っただ中のトイレで役に立ちました。
陣痛中、丁寧に自分のお尻をふけるほどの元気はなくなってしまいます。トイレットペーパーを切るのも手間。
お尻セレブは引っ張り出すだけですぐ使えるので産前産後ととても重宝しました。
その7 心を落ち着けることができるグッズ
筆者はコロナ禍での出産環境のため、誘発入院で病院の扉をくぐってから退院までの10日間面会NGの環境でした。
そのため陣痛室に入ってから退院まで一人きり。
電話はOKの環境ではありましたが、24時間繋ぎっぱなしにすることは流石に出来ません。
自分のメンタルを少しでも落ち着かせるため、普段部屋にあるものを持っていきました。
10年以上の付き合いであるダッフィーと、陣痛室で聞こうと思ったCD(プレイヤーがなかったので結局スポティファイ)、そして推し。
自分の心の支えとなるものを一つ持っていくことをおすすめします。
誰かがそばにいてくれるのが一番いい!
これから入院をする、誘発分娩まで頑張ったあなたへ
妊娠発覚からここまでの長丁場、まずは本当にお疲れさまでした。
妊娠アプリやカレンダーを見るたびに「いつ生まれるんだ」と、そわそわしてしまう気持ちがあったかと思います。
わたし自身も出産予定日から1週間うんともすんとも兆候がなく、約3日間の誘発の後に子供を出産した身です。
出産予定日を過ぎてから毎日、おなかの中のわが子に対して「どんだけ世界にデビューしたくないの」と思い続けていました。
誘発入院をして子宮口が全開になるまでの3日間、「なんでこんなにつらい思いをしなくてはいけないのか」「なんで頑なに生まれようとしないのか」とぐるぐる頭の中で思いながら一人陣痛に苦しんでいました。
誘発の薬やバルーンなどで、体やメンタルがボロボロになって苦しくなる場面もあると思います。
しんどくなったらどんどん声を出していってください。インターネットで文字にしてください。
我慢しないで、感情をどんどん爆発させてください。
あなたが行おうとしている出産は、ものすごく大変です。そして尊い行為でもあります。
そんな自分を誇ってください。 すごい!えらい!かっこいい!
わたしはいつでもツイッターにいるので、よければ「誘発入院いきます」「陣痛しんどい」と心の声をリプライしてください。
同じ経験をしたものとして、全力であなたの出産を応援しに行きます!
どうかあなたのお産が素晴らしいものになりますように。いってらっしゃい!
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