赤ちゃんと一緒に避難するとき、手軽に持っていける防災グッズが欲しいな
2011年の東日本大震災から早12年が経過しました。
残念なことに、地震や津波・台風などさまざまな自然災害がその後も続き、ここ最近も大きな地震が増えています。
大人だけで避難をするのも大変ですが、子連れ・特に赤ちゃん連れの場合「地震がきたら大丈夫だろうか…」とさらに不安が過るもの。
1歳の子供をもつわたし自身も、地震の情報が流れるたびに頭をよぎります。
同じように「突然やってくる自然災害に備えたい」と考えるパパママに向けて、ご紹介したいのは「防災ボトル」。
今回は、お出かけに持っていける「防災ボトル」を実際に作ってみたレポートをお届けします!
防災ボトルとは
防災ボトルとは、外出時に役立つ防災グッズをプラスチック製のボトルの中に入れたものです。
2022年の4月に警視庁警備部災害対策課さんがツイートをしたことで話題になりました。
防災ボトルのメリット
普段の外出用に防災ポーチではなく、防災ボトルを持つメリットは3つあります。
メリットはこの3つ!
ポーチの場合、素材によっては防水性がないため、突然の雨などで濡れて中身が湿ってしまうことも。
ボトルであれば、水にぬれる心配はもちろん、ボトルの形を保ったままカバンの中にしまうことが出来ます。
またボトルであれば、ほかのものをしまったポーチ類とは異なりすぐカバンの中から見つけることができるため、非常時すぐに取り出すことができます。
プラスチック製の容器を使うため、そこまで重くないのもメリットの一つと言えるでしょう。
防災ボトルのデメリット
反面、防災ボトルのデメリットはこちら。
デメリットはこれだ!
大きく口をあけ一気に収納できる防災ポーチとは違い、やはりボトルであるため、収納口は狭め。
そのため、入れられるものを厳選する必要があります。
取り出し口が小さいため、必要なものをスムーズにとるというのはなかなか難しいです。
また、ポーチと異なりそれなりの大きさを必要とするため、カバンの容量を圧迫する原因となります。
小さいバッグだけで普段過ごしているという人には、防災ボトルよりやはり、ポーチの方が使い勝手が良さそうです。
両方準備して、お出かけによって使い分けるのがいいかもね
100均の道具で防災ボトルを実際に作ってみた
ということで、実際に防災ボトルを作ってみることにしました!
ボトルのコンセプト
今回のテーマは「0歳児の赤ちゃんと親が一晩、外出先の屋内で出来るだけ少ないストレスで過ごす」です。
わたしには22年9月生まれの娘が一人おり、生まれてからいままで24時間傍にいる生活を送っています。
成長と共にお出かけする時間や範囲も増え、電車を使って移動することもししばしば。
万が一二人きりで電車に乗ってお出かけした際、災害が起こってしまうとやはり困りものです。
出かけるのは大きなデパートや商業施設が主なため、(そこが崩壊しない限りは)その場や周辺地域の避難所での待機が基本となります。
今回、屋内から出ないという想定の下、普段のお出かけで持ち歩いているもののほかに、必要となるものを防災ボトルの中に詰め込むこととしました。
普段のおでかけで持ち歩いているもの
おむつ(5~10枚) | おしりふき/おむつ替えシート/おむつごみ袋 |
替えの服、下着 | ミルクと離乳食(1~2食) |
調乳用お湯(サーモ)・水(500ml) | 母子手帳/お薬手帳 |
健康保険証等必要書類 | おくるみ |
外出先で遊べるおもちゃ | 除菌シート |
財布・携帯・家の鍵 | エコバッグ |
ハンカチやタオル | 親用飲料水(500ml) |
これらをいつも持って移動してるよ
100円ショップで購入したものとその理由
わたしが今回100円ショップで購入したものはこちら!(amazonのリンクへ飛びます)
商品 | 理由 |
---|---|
クリアボトル | 防災ボトルの外側として利用 |
アルミシート | 赤ちゃんと二人で、くるまって眠れるように |
黒マーカー | 何かあったら最悪肌に直接書ける |
ごみ袋 | いらないものを捨てたり、必要なものを取り分けたり |
ばんそうこう | けがをしたときに使う |
除菌シート | 通常備品の予備 |
風船 | 赤ちゃんの遊び道具として |
ラムネ | 大人の食料+赤ちゃんの遊び道具として |
髪の毛のゴム | 髪の毛をくくったり、袋の封を閉じるのに使う |
自宅にあるものに加え、百円ショップで上記のものを購入し、赤ちゃん用防災ボトルと大人用防災ボトルの2つのパターンでボトルを作成しました。
上記に記載したものは赤ちゃん用・大人用共通備品として、ボトルの中にいれています。
総重量はともに360gほどでした。
ボトルのスペック
今回ボトルは500mlの同じ柄あり・色ちがい(透明・オレンジ・緑)のものを3つ購入しました。
ボトルが透明なものが赤ちゃん用品が詰まってるもの、色がついているものは大人用とすぐ目視ができるようにするため異なる色のボトルを用意しました。
ボトル自体も赤ちゃんのおもちゃになるように(=柄があった方が赤ちゃんの興味がわく)と考えたので、柄付きのものを購入しました。
また、ボトル自体も荷物を全部出した際にそのまま水やお湯が飲めるように、耐熱耐冷がしっかりとしたものを選びました。
ボトルの下に詳細が書いてあるので、購入の際にチェックすることをおススメします。
実際に入れたもの
100円ショップで揃えたものと、家にあったものを組み合わせ、最終的に防災ボトルに入れたのはこちら!
赤ちゃん用防災ボトルの中身
基本防災グッズ以外に追加したものはこちら
商品 | 理由 |
---|---|
赤ちゃん用麦茶 | 水分が必要な時に、水以外を飲ませられるように |
かさかさ音のするおもちゃ | 赤ちゃんの遊び用具として |
個包装マスク | 火事等、万が一の場合に利用するため |
緊急連絡先を書いた紙 | 万が一に備え記載 |
赤ちゃん用の防災ボトルには、麦茶や折りたためるおもちゃを追加して入れておきました。
普段の荷物にもおもちゃは入れていますが、なくしたり汚したりする可能性もあるため、ボトル内に予備で入れておいた方が安心と判断したためです。
マスクも赤ちゃんには不要ではありますが、火事など口をふさぐ必要がある場合に使えるよう入れておきました。
おもちゃで気を紛らわせたいの
保護者用防災ボトルの中身
基本防災グッズ以外に追加したものはこちら
保護者用のボトルにはまず耳栓を入れました。
災害時という非日常の中では、いつも以上に周りの騒音に敏感になり気を張ってしまうもの。
少しでもストレスを緩和するためのお守りとして、耳栓を防災グッズの中に入れておくことにしました。
自分のメンタルを守るのも大切だよね
今回入れるのを諦めたもの
おおむね必要なものは入れることはできましたが、今回以下のものを入れることが出来ませんでした。
大人用の防災ボトルに入れておく、もしくは今後普段のお出かけの備品の一つとしてカバンに常駐させておくことで、この問題は解消しようと思います。
備えあれば憂いなし
使わないことがもちろん一番ではありますが、災害はいつなんどき起こるかはわからないもの。
「万が一」に備え、準備することは悪いことではありません。
みなさんもぜひ、自分だけのオリジナル防災ボトルを作成してみてくださいね。
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